香は、ふつう香木(こうぼく)と練香(ねりこう)とに分けられます。香木は、樹木そのものを小さくして用いる物で、練香は、香木などを粉にした中に動物性のものを溶かし、蜜などで練り合わせて一定量の形にまとめた物です。
また、香の原材料は木だけではなく、しかも世界中に分布しております。下記に載せるものは、世界中の主な原材料です。


【伽羅】(きゃら)
沈香のうちで最も品位の高い物。古来ベトナムの限られた所から産出する。

【白檀】(びゃくだん)
熱帯アジア産の常緑樹木。仏像彫刻などにも使われる。

【沈香】(じんこう)
枯木に樹脂が凝結し、長時間かけて地中で生成する。

【麝香】(じゃこう)
チベット高原に生息する麝香鹿の牝の香のうから採取する動物性香料。
【竜脳】(りゅうのう)
竜脳木から採れる結晶。
稀少品なので、樟木から製造される樟脳が代用品として使用される。

【貝香】(かいこう)
中国南海や、紅海から産出する巻貝の殻。主に保香剤として使用。
【桂皮】(けいひ)
肉桂の樹皮で、中国・東南アジアが原産。シナモン。
【大茴香】(だいういきょう)
中国南西部、また安南地方産の、モクレン科の常緑樹の実。香辛料のスターニアス。

【拝草香】(はいそうこう)
中国南部産の拝草の根毛。
【乳香】(にゅうこう)
南アラビアや、東北アフリカに生育する常緑高木からとれる芳香性ゴム樹脂。
【丁子】(ちょうじ)
最も代表的な東洋の香料。熱帯常緑喬木の蕾を乾燥したもの。香辛料としてもよく使用される。クローブ。



もどる